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2016年12月25日 (日)

「カバラの入門書はどれが良いか?」という問題について

ある日、『西洋魔術シンポジウム』なる
魔術関連のイベントに参加していました。
その中で「カバラの入門書はどれが良いか?」という質問がありました。
この問題は、結構、ベテランの人に向けてそれが問われたにも関わらず、
あまりしっくり来る答えがはっきり返ってこない問題でした。
(オススメ本は英語の本だったりするし・・・)

「カバラとは何なのか?」
というのをあっちこっち探したり調べたりしてる身としては、
確かにこれは難しい問題で、
例えば、日本語に翻訳されている本なんかは、
近代魔術カバラの影響を受けているものが多いけれど、
これは正統な「ユダヤ・カバラ」かというとそうでもなく、
かといって、現代日本において、
正統な「ユダヤ・カバラ」で、満足できるカバラがちゃんと学べるかというと、
それもかなり難しかったりします。
ベテランの人にとっては、
流派と正当性を特に意識するからこそ、
答えるのが難しい問題なんだと思います。

この問題について、
とりあえずの素人見解としては、
まずは読みやすい、
大沼忠弘さんの『実践 魔法カバラー入門』を読んで、
カバラの世界観や、その雰囲気を掴んでみて、
それから、ガッツリと内容が書かれている、
ダイアン・フォーチュンの『神秘のカバラー』を読んで、
近代魔術カバラとして割とメジャーなカバラを学んで、
それから、
『神のようになる―カバラーと人生の窮極目的』を読んで、
カバラの原典に近い「ゾハールの書」的な、
「ユダヤ・カバラ」の姿勢を学ぶ・・・などのやり方があります。

これらの書籍は、全部、大沼忠弘さんという人が、執筆・翻訳に関わっているので、
大沼さんで構成されるコースということになります。

ただ、それを読んだだけでも、
「パスワーク」といった近代魔術カバラの手法にはあまり触れられていないし、
「ユダヤ・カバラ」についても、
一部分しか触れていないので、
そうした点を踏まえる必要があります。

補足として、
ゴールデンドーン形成時のカバラの情報を追いたければ、
『ヴェールを脱いだカバラ』(翻訳がイマイチなため、読み込みは難しい。)

ユダヤ・カバラ系で、ルーリアカバラあたりの情報が割と書かれているのが、
『知の教科書 カバラー (講談社選書メチエ) 』

ユダヤ神秘主義の権威と言われる人の本を読みたければ、ショーレムの
『カバラとその象徴的表現』

などを押さえておくと良いかもしれません。

実は、Youtube動画っていう手段もあって、
『明かされたカバラ』シリーズを見るという手もあります。

 
他にも色々とやり方があるでしょうけど、
自分の分かる範囲のやり方では、そんな所です。

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