« 「素粒子の名称⇒和名&符号への置換図」のカラー版を作りました。 | トップページ | 「オコツト情報原文bot」作りました。 »

2016年10月23日 (日)

新海誠さんの作品を全部観てみたのでそれぞれの感想を書く

新海誠さんの映画「君の名は。」が凄い勢いで人気ですね。
某哲学研究者の方(笑)も取り上げたということで話題になってます。
自分も、あの作品は非常に気に入ったので、
とりあえず2回は観ておいて、
小説版などをしっかり押さえて楽しんでます。

それから、これまでにあった新海誠さんの作品というのも気になってきて、
既に観たことがやつも含めて、改めて観てみることにしたので、
以下、その感想を綴っていきます。
 

ほしのこえ

新海誠さんの初アニメ作品。25分アニメ。
一人で作ったらしいけど、アニメだから相当手間がかかるはずであり、 会社辞めてこればっかり作ってたというエピソードを聞いてるだけでもなんか感動してくる。
少し昔の作品ということもあってか、エヴァンゲリオンというか、綾波レイというか、
その辺の美学をひっそりと感じるような気がする。
作品の内容には、冥王星とかシリウスとかいうキーワードがめっちゃ出てきてる。やっぱスピリチュアルやね。
遠い何処かで自分でない誰かが戦ってるというコンセプトも良い。
主流アニメにはない、同人特有のショボさみたいなのはあるけど、
それを補う攻撃力みたいな同人特有のものもあって、
やっぱりそういうセンスがあるから、これまで凄い作品を作れたんだと思う。
時間と空間を超えた想いっていうのはこの頃からテーマにあったっぽい。
ただ、この頃はどちらかというと「別れ」というテーマの方が強い。
 

雲の向こう、約束の場所

劇場長編作品としては初となる、代表作品の一つ。
確か一回観たことある気がする。
その時は主人公二人が理系なのが印象に残っていて、
同じ理系としてこれには結構反応してしまう。
再度見るとやっぱりかなりSFな理系アニメで、
飛行機飛ばしたりとか、エンジンがどうのこうのとか、
旧式なコンピューターのプロンプト画面とか、平行世界とか色々と出てくる。
世界観が現代のようで現代ではない感じが独特。今の日本で言うと少し古い時代を感じさせる。
その世界観の中で行われる青春ストーリーというのが前半部分、
その圧倒的に美しい演出は、流石、これが新海誠さんかと思った。
後半は、科学的な内容に加えて、
軍事的な内容まで絡んでくる、かなり難しいアニメに。
しかし、現代の世界のようで、何故か立っている「塔」という世界観は独特で、
何か神秘的なものを感じさせる作品。
「この世界は地球が見てる夢」とか何とか、
そんなことも言われてる作品。
主人公が理系ということで、個人的には評価したいし、
あの世界観の美しさは、やはり新海誠さんの素晴らしさを感じるけれど、
いかんせん、難し過ぎるからちょっと消化不良な感じが残ってしまうかもしれないという。
 

秒速5センチメートル

新海誠さんの作品の3作目。
1回見たことあるけどまた見てみた。
「君の名は。」以前は、
新海誠と言ったらこれでしょ!と、よく言われてた作品だったような。
確かに「雲の向こう、約束の場所」とかよりも難しくない気がするけど、
「君の名は。」ほど簡単でもない。
SF的な難しさのある前作と違って、
主人公とヒロインの関係をメインテーマに絞っている。
恋愛モノでもあるので、女性でも気に入る人が多そう。
序盤からちょっと見ていくだけで、すぐに引き込まれる感じは流石、新海誠さんといった所。
またしても時空間を超越した想い的なのがテーマとなっている。
余談だけど、主人公がSEになってる所とか見ると個人的に親近感沸いてしまう。
(メモ書きの「API納品」とか…自分もそんな仕事してたなとか(笑))
コンセプト的にも「君の名は。」に近くて見やすいと思うので、
興味を持った人にとりあえずオススメしたい作品。
 

星を追う子供

あの名作「秒速5センチメートル」の次の作品
・・・だけど、あんまり良い評判聞いてないやつ。初めて観た。
あれ?新海誠さんってこんな感じだっけ?
いつもの圧倒的な世界観と雰囲気で押す攻撃力が無い・・・
絵もちょっとイマイチなのも若干気になる。まぁそれは良いとして・・・
ちょっとジブリでも意識してるのかな?っていう雰囲気があるけど、
物語は結構たんたんと進んでいく感じ。
地下世界から先の世界観は割と好き。
スピリチュアルな感じはむしろ露骨に出てるかもしれない。
ストーリーはそれなりに良いと思ったので評価はまぁまぁだけど、
教科書的な展開で物足りない感が強かった作品。
しかし、新海誠さんは、異世界ものも結構好きそうなので、
次回作で凄いのを作ってくれるのをちょっとだけ期待してみる。
 

言の葉の庭

事実上「君の名は。」の前の作品ということになるやつ。
その割にはそこまでは話題になっていなかった?
とりあえず、スルーしてた作品であるので、初めて観てみた。
46分アニメということでボリュームは少なめ。
何となく文学的なタイトルだなと思ってたけど、
予想通り文学的な内容な気がする。
時間が少ないこともあって、
今までの作品よりはボリュームが少なめの短編みたいな話と言った所。
以前のは異世界とか平行世界とか出てくるような規模の内容だったけど、
今回はそんな感じでもない。
それなりに文学的で綺麗な作品でいながらも、
欝要素が割かし多い気がしたので、
確かに「君の名は。」と違ってこっちはヒットしなそうな作品という印象がある。
正直、最後の展開の意味とかはよく分からなかったけど、
これはこれで新海誠さんの作品なんだなぁという感想。

やっぱり、安定してオススメできる作品は、
「秒速5センチメートル」
「雲の向こう、約束の場所」
の二作かなぁ・・・
「ほしのこえ」も、新海誠さんの原点ということで、
さくっと観て欲しい作品である。
 

君の名は。
興行収入150億突破おめでとうございます。
まださらに上がりそうですね。
感想を書くと色々とあり過ぎるのでここでは置いておくとして、
見た後に浄化される映画っていうのは非常に素敵なものだと思います。

以下、「君の名は。」関連の書籍についても書いておきます。
 

小説 君の名は。 (角川文庫)

新海誠さんが書いたらしい。・・・プロ並というかプロより凄いんじゃないかというぐらい読みやすくて面白かった。
基本的に映画の展開に忠実な内容だが、三葉や瀧の内面の気持ちなどが書かれていて、
あとは、三葉ちゃんの可愛らしさもよく出ているので、
気になった人には結構オススメできる。
 

君の名は。 Another Side:Earthbound (角川スニーカー文庫)

瀧(in三葉)、テッシー、四葉、そして俊樹(三葉の父親)にスポットが当たっている外伝小説。
特に見所なのは、4章の俊樹が主役の所で、
三葉の母親である二葉や、糸守町を巡る神話などが出てくる。
そして、映画の最後での三葉の父親の…理由などが明らかになっている。
まさかこんなに深い話になっていたとは!という感じ。
 

君の名は。 (1) (MFコミックス アライブシリーズ)

コミカライズ版。絵柄的にも悪くないし、
映画にないシーンもちょっと追加されている。
映画の内容をおさらいするのにも良さそうだし、結構オススメできる。

|

« 「素粒子の名称⇒和名&符号への置換図」のカラー版を作りました。 | トップページ | 「オコツト情報原文bot」作りました。 »

作品」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1691516/68082023

この記事へのトラックバック一覧です: 新海誠さんの作品を全部観てみたのでそれぞれの感想を書く:

« 「素粒子の名称⇒和名&符号への置換図」のカラー版を作りました。 | トップページ | 「オコツト情報原文bot」作りました。 »