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2016年9月17日 (土)

養老孟司「虫から人間社会を考える」に参加してきました

養老 孟司「虫から人間社会を考える」:
https://www.facebook.com/events/1130692880338095/


養老孟司さんメインの講演イベント、
「虫から人間社会を考える」の話を聞いてきました。

やっぱり、養老孟司さんは面白いですね。
というかちょくちょく脱線して笑いを取る人というか、
姿勢は適当だけどちゃんと成り立ってる人というか、

テーマが「虫から人間社会を考える」になってますが、
虫の話というより「意識」の話が多かったです。
現代人にとって現実とは意識で捉えた現実であるとか、
意識は全ての学問の基盤であるため
アメリカとかでも意識が真剣に研究されることはないとか、
あとは、意識は何かと何かを「同じ」として捉える性質を持つとか。
この辺は哲学で「同一性」と呼ばれてる問題と通じてますね。
そして、「差異」を見出すものは、身体による「感覚」であるとか。
ネコやチンパンジーは、「同じ」と認識する能力が無い、
だから決して、貨幣や方程式を理解することが無い、とか。

こうした「意識」で現実を捉えてしまうことで、
現代人はとにかく「わけの分からないもの」を抑圧してしまう。
都会に虫が減ったのはそれが原因であり、
都会に土が減ったのもそれが原因、
都会に緑が減ってるのもそれが原因で、
さらには、子供が減ってるのはそれが原因、
子供という「わけの分からないもの」を避けるようになった。
こうした感性を育むために、
虫と触れ合うことを推奨してる、など
そんな内容です。

養老孟司さんは、
割と楽観的に捉えていて、
経済低下や少子化がしばらく進んでいって、
どこかで落ち着いていって、
ようやく、自然を感じる方向に向かうのではないかと、
そんなことを言っていたような。

やっぱり、博識で斬新な人は頼りになるなぁ、
と感じて面白かったです。

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コメント

アタシは、虫を見るのは好きですが、あまり触りたくはありません。蚊に刺されたときは、そっと指でつまみ、外へ放すようにしてます。うまくやれた時は嬉しいです。

パラマハンサ・ヨガナンダが、スリ・ユクテスワ師の僧院で、聖典の注釈を聞いていたとき、蚊に太ももを刺され、思わず、たたこうとしたけど、たたくのをやめます。そのとき師からアヒムサー(非暴力)についての話を聴きます。

『あるヨギの自叙伝』からの抜粋

「この世は、アヒムサーを文字どおりに実行するにはまことに不便に出来ている。人間は、有害な生き物を滅ぼすことを余儀なくされることもある。しかしながら、それらに対して怒りや憎しみをいだくことまで余儀なくされているわけではない。生命はいかなる形態を取ろうとも、このマーヤの世を生きる平等の権利をもっている。創造の神秘を悟った聖者は、無数の矛盾した現象にも調和して生きていくことができる。・・・人間のからだは、神の創造物の中でも貴重なものだ。・・・人間の肉体生命をみだりに損傷することはカルマの法則に対する重大な侵犯であると聖典は教えている」

・・・

先生はまた弟子たちに教えられた「肉体は、あまり信頼のおけない友達のようなものだ。だからほどほどの扱いをすべきで、それ以上にもてなす必要はない。苦楽はすべて一時的なものだ。心を落ち着けて、二元性が引き起こすそれらの現象的変化を冷静に見守り、自分自身をそれらの力から超越させるよう努めなさい」

『あるヨギの自叙伝』より

同質異体の世界(幅の世界)から、異質同体の世界(奥行き世界)への移行は、人間社会にベーシックインカムが導入されたら加速するのではないかと思います。

ベーシックインカム:日本が天国となる日
jiji-zyunpo.hateblo.jp/entry/2018/02/19/141614

投稿: かものメ | 2018年9月 3日 (月) 07時51分

『虫眼とアニ眼』という、養老孟司さんと宮崎駿さんの対談の本を読みました。散歩して楽しい町をイメージしたイラストや、「養老天命反転地」の話などがありました。

東京の、井の頭公園を散歩したり、「養老天命反転地」へ行った時のことなど思い出して楽しかったです。

投稿: かものメ | 2018年10月 1日 (月) 04時51分

>かものメさん

遅れながら返信です。
虫っていうのは、愛も人情もなく最も生存に適した形をしてるやつもいるので、種類が色々いるってのもまた特徴だと思います。
養老孟司さんと宮崎駿さん、あと手塚治虫さんあたりが虫好きで有名ですね。

投稿: Raimu | 2018年10月27日 (土) 11時16分

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