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2013年3月17日 (日)

「7日間で突然頭が良くなる本」重要な所メモ

「本のメモ」を載せておきます。

今回は、『7日間で突然頭が良くなる本』です。
著者は、『超訳「哲学用語」辞典』なども書いてる、小川仁志という人です。

「なんともひねりのないタイトルだ」と思いましたけど、
哲学的な思考を、実生活に応用できそうな方法が簡潔にまとまった、スゴ本でした。

「7日間で良くなる」と書いてあるけど、
1日ごとで一区切りになっていて、項目が7章あるというような作りになってます。
 


<まえがき>

~頭が良くないと生き残れない時代~

・哲学との出会いが、筆者を「頭がよい人間」に生まれ変わらせてくれた
・いまの時代は、普通に生きていくだけでは生き残れない状況にある
・私のいう「頭がよい」とは、物事の本質をつかめる人のこと
・相手の言葉の意味をしっかりとつかんで、応答する。それが「頭のよい人」と呼ばれる
・哲学というのは、あくまで地頭を鍛えるためのもの
・一つだけ地頭を急激によくする方法がある。それは、哲学の基本的なパワーである、「物事の本質をつかむ」をマスターすることである

<7日間のフローチャート>

1.社会のことを知る
2.哲学の知識を身につける
3.哲学の論理パターンを使いこなす
4.物の見方を変える
5.言葉の意味を膨らませる
6.言葉を論理的に整理する
7.一言でキャッチーに表現する

<1.社会のことを知る>

・ここでいう「社会のこと」とは、最低限の教養のことである
・整理すると、自然学(科学)、歴史、文学、時事の4つである。あくまで、常識の範囲で良い
・教養を深めると自由な思考が手に入る
・一日だけでなく、今後の人生においても毎日継続する
・知識があると概念が膨らむ

<2.哲学の知識を身につける>

・物事の本質を掴むのは、哲学が最良の手段
・哲学のボキャブラリー=哲学史+哲学概念である

●ここで、軽い哲学史の話になる。
古代ギリシャ:ソクラテスの無知の知、プラトンのイデア、アリストテレスの現実主義
中世:アウグスティヌスのプラトン応用、トマス・アクィナスのアリストテレス応用、キリスト教への援用
近代:デカルトの生得観念論、ロックの経験重視、カント~ヘーゲルのドイツ観念論、マルクスの社会主義、キルケゴールの実存主義
現代:デリダとドゥルーズのポストモダン、アドルノの否定弁証法、アメリカの政治哲学のリベラリズム

・哲学概念で重要なものとして、必須の10個と、プラスアルファの20個がある

●必須の10個
・カテゴリー
・主観と客観
・時間と空間
・イデア
・運動として捉える
・弁証法
・差異として捉える(否定弁証法)
・構造主義
・人間にとっての意味

●プラスアルファの20個
普遍と特殊、矛盾状態、現実と理想、上部下部構成、観念と実在、限界(臨海)状態、量より質、強度、メタファー、脱構築、記号、目的と手段(道具主義)、システム、一元・二元・多元論、権力関係を見出す、感情と理性、存在論、意志を見出す、帰納と演繹、規範として捉える

<3.哲学の論理パターンを使いこなす>

・「2」の必須の10個を、より詳しく解説する

<4.物の見方を変える>

・物事の本質を掴むためには、複数の側面から対象を眺めることが重要である
・常識を疑うことで、頭をほぐす
・見方を変えることで、同じものでも違ったように見える
・とにかくいろいろなやり方で、一つのものを捉えようとしてみる
・デカルトは「常識を疑う」という方法で、物事の本質を捉えるための確個たる方法を発見した
・例えば、「リンゴ」という言葉を吟味してみる
・「リンゴ」という言葉にまつわるあらゆる要素を並べたてることで、頭の中のリンゴの概念は、豊かに実りはじめる

<5.言葉の意味を膨らませる>

・「4」で頭をほぐした後に、対象となっている言葉のほかにいろいろな言葉に関連させて、意味を膨らましていく
・言葉の意味を豊かにしていく作業にあたる
・「マインドマップ」を作る作業に似ている
・その言葉の「家族」、その言葉の「仲間」、その言葉の「敵」を、それぞれ探す

<6.言葉を論理的に整理する>

・論理的に話すためには、まず頭の中を整理している必要がある
・<5>までで、膨らませてきたものを、まとめるようにする
・グループに分けて、哲学概念を使って整理し、一文にするという、三つのプロセスが求められる

●グループに分ける
・類似する言葉をグループに分けたり、グループ内の複数の言葉を一つにしたりする

●哲学概念を使って整理する
・<2>と<3>で出てきた10個の哲学概念を使って、グループ間の言葉の関係を整理する

●一文にする
・最後に一つの文にする。ここで、英語の基本文系(S+V+O,S+V+O+Cなど)が、参考になる

<7.一言でキャッチーに表現する>

・最後に、その一文を「普遍化」する
・「普遍化」とは、いつでもどこでも誰にでもあてはまるようにすることである
・さらに、表現を多少キャッチー(受けそうで覚えやすい形)にする
・抽象的に表現してみる
・抽象的に表現してみるというのは、そのものの機能や役割、そして存在意義に着目することをいう
・抽象的表現をキャッチーにするには、格好良く詩的に表現する
・大事なの考え続けることである

<演習問題>

・提示した色々な言葉について、それぞれ、その言葉の家族、仲間、敵、を連想して探してみる

<あとがき>

・頭が良くなるためにはモチベーションを維持することが大事である
・哲学を学び始めると、いろいろな物の正体が気になってくる
・哲学的思考は魔法だといっても過言ではない。それは、他の人に見えない物事の本質が見えるからである
・何かを長く続けるには「好奇心」を持つことが最善の方法である
・哲学という「魔法」を、ぜひ使ってみて欲しい


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